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日本、韓国、台湾のスピード感

昨日、台湾の商社と話をしているとき、韓国の商社から電話がありました。
内容は韓国でいい商品ができたので、日本で売れないかとの問い合わせでした。
その会社は日本で販売活動をしたけれど、興味はあるが評価までなかなかいかず、評価に入っても時間と労力が大変なので、何とか簡素化できないか?そんなルートないか?との相談でした。
他方、台湾の商社との話は、台湾で売ることのできる日本商品がどこかにないか?とのことでした。日本の製品は台湾でも人気だが、主だった会社は商流がはっきりしているので、台湾の商社が単独では入りずらいとのことでした。韓国の商品の話を台湾の商社にしたところ、すぐやりたいとのことで、昨日すぐ話が始まりました。
今回は、韓国と台湾の間の仕事になり、日本の会社は存在しません。
唯一そこでの日本の価値は、韓国と台湾の会社のコミュニケーションは日本語で行われるということです。
韓国の商社も台湾の商社も社員数数人の小さな会社です。
にもかかわらず国をまたいで積極的にやっていこうというガッツがあります。
私も日本国内の会社を当たろうと思っていますが、現状では彼らのスピードにはついていけないと思います。
なぜ日本はこんなにもスピード感のない社会になってしまったのだろうかと考えてしまいます。
品質や不正を防止するための手順は必要です。しかし、誰かがリスクを背負って判断できる環境が少なくなっているのではないかととも思います。判断する全員を説得するための資料を時間を沢山かけて作って、お伺いを立てるといったことになっていないでしょうか?その結果、方向性は間違いないが出遅れた。とか追い越されたとか。
今日の天気予報は東京27度曇り後雨、ソウル28度大雨、台北33度曇り。

2011.08.04
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