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良い人と悪い人

コンサルを始めたころ、台湾の顧客で友人の言葉、「世の中には二通りの人間しかいない。良い人と悪い人だ。国によって、その比率は違うけど、」。
その時の言葉は私のBizの基本になっている。
つまり、私は仕事をするとき、まず、この人はいい人か悪い人か判断することから始める。
良い人=誠実で信頼できる人と解釈している。そのおかげで、今のところ大やけどはしていない。少なくとも、だましたりだまされたりはしていない。
「あの国とは以前、嫌な思いをしたので、もう商売しない」といったことを時々聞きますが、その方は良い人とめくり会えなかったのではないでしょうか。
今後も、私は、いい人(信頼できる人)を探して、仕事をすると思う。
確かに私の知る限りでは、日本、韓国、台湾、中国、アメリカで比率は違うのも事実と思う。
しかし、最近、疑問に思う。いい人=信頼できる人でいいのか。いい定義は人によって違うかもしれないと思うようになった。
いい人=お金儲けをさせてくれる人、悪い人=お金に関係ない人。
いい人=有名にしてくれる人、悪い人=コネのない人。
いい人=親日の人、悪い人=反日の人。
いい人=反日の人、いい人=親日の人。
基準が違えば、いい人の多い国の順番は変わると思う。
これらの根っこにあるのは国民性かもしれないし、これに対し、良い悪いを言及するつもりはない。価値観の問題なので。自分の価値観は今のところ変えないし、他人に押し付けるつもりもない。
 ただし、良い人=テロを起こさない人、悪い人=テロを起こす人とした場合は、価値観の問題ではなく、重大な人権侵害だから、反対する人はまずいないと思います。そして、悪い人=テロを起こす人が存在することは事実ですし、その比率の多い国もあることは事実です。しかし、比率が多い国の人をその国の全体像として、その国の国民全体を悪い人の塊とみるのは無理があるように思う。あくまで、個人に対し、この人は良い人か悪い人かで判断すべきと考えます。これは、ごく当たり前のことと思うが、最近の世の中を見ていると、どうなのでしょうか。

2017.02.05
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